メンズオンリーシリーズも6作目となる「若草物語」は、四人の姉妹が素敵なレディを目指す有名なお話です。
メインである4人の姉妹が日常に起こる様々な出来事で人間関係や家族の大切さ、人を思いやる気持ちなどを学んでいきます。
今回、四人の姉妹は、美人な長女のメグを鳥海さん、おてんばな次女のジョーと吉野さん、大人しい三女のベスを立花さん、おしゃまな四女のエイミーを梶さんに演じていただきました。
皆様、メンズオンリーシリーズは初の参加で、収録前はやはり不安をこぼしておりました。声を作ったりするのではなく、演技で女性らしさを出していただいているため、声が甲高いわけではなくさりげない語尾などから女性らしさを感じていただけたらと思います。
テストでは、鳥海さん美人で聡明なメグをいっぱつOKでした。また、おてんばなジョーはテストより元気いっぱいな感じでお願いしました。おてんばで快活なジョーは言葉使いも少々荒いので男性にならないように吉野さんも苦戦されていたようです。また、ベスは少々元気がよすぎたので立花さんに控えめな少女にしていただきました。梶さん演じるエイミーは背伸びしている少女をかわいらしく演じて下さいました。
性格のバラバラな四人の姉妹は、貧困に苦しむ家や逆にお金持ちな家の人々と出会い関係を築くことで大事なものに気付いていきます。
姉妹を諭すのは、藤原さん演じるミセスマーチ、四人の母親です。声を荒げたりすることなく、優しく教えてくれます。安元さん演じる家政婦のハンナと、マーチ家はいつも笑顔に満ちています。そんな中、笑い方などに苦労したという女性役の皆さま。笑顔に満ちている、ということでアドリブでも「笑い」が多く家族団らん風の笑い声など何度かいただきましたが、ボソリと「女性で笑うのが難しい…」という呟きが聞こえたりと、なかなか難しいようです。
「驚いたリアクション」や「笑い声」などは全てアドリブでいただくのがドラマCDですが、やはり台詞がない分苦戦されていました。
ですが、お話が進むにつれて慣れてきたのかアドリブの笑いもスムーズに進みました。
メンズオンリーでは「真夏の夜の夢」で女性役を演じて下さった櫻井さんですが、今回はお隣のお金持ちの孫ローリー役です。前回は演じることに必死だったらしいですが、今回は男役ということもあって幾分か落ち着いて分析されたようです。コメントでもいただきましたが、歌舞伎と同じ原理で男が女性を演じることによってより女性らしさが醸し出されるという、メンズオンリーの面白いところですよね!
また、同じく「真夏の夜の夢では」男性役を演じて下さったナレーションの大川さんには同時にマーチ伯母さんも演じていただきました。マーチ伯母さんはまさしく頑固な伯母さんといった感じで素晴らしかったです。それと優しく心地よいナレーションで物語を信仰してくださいます。
メンズオンリーシリーズに初めて参加させる方にはよく「声を高めに作った方が良いのですか?」とご質問をいただきますが、役者さんや役によってそれぞれで、あまり声を作らない方が殆どです。その中で台詞の言い回しでいかに女性らしさを出すか、というのメンズオンリーシリーズを聴いていて楽しいところだと思います。
今回、家政婦ハンナ役の安元さんが、テストではあまりに男らしくなってしまいすぎて思わず笑ってしまいました。実際どうなったのかは、聴いてのお楽しみです★
通販予約特典CDでは、皆様に参加していただき楽しいお題トークをしていただきました。
9/30までにバナ10で予約してくださった方皆様に同梱いたします!
お楽しみにしてくださいね!!