「葉っぱのフレディ」はアメリカの哲学者レオ・バスカーリアが書いた絵本です。
春に生まれた葉っぱのフレディが4つの季節を過ごし成長していく中で
生きること死ぬこと、そして「いのち」について考えることを教えてくれる物語です。
今回CDでは、第一部にドラマを第二部に季節ごとの朗読を収録し2パターンの「葉っぱのフレディ」を演出しました。
まずはドラマパートからの収録でした。
春、公園の大きな木でフレディが目を覚ますシーンから。
フレディ役の石田さんがフレッシュは新緑フレディをかわいらしく演じてくださってます。
みんなより少し大人なダニエルは日野さん。
少し早く生まれたダニエルは周りの葉っぱよりも物知りなので少し落ち着いた雰囲気で演じてくださいました。
吉野さん演じるアルフレッドは元気な明るい葉っぱです。
ハツラツと育っていくムードメーカーに演じてくださいました。
少しツンツンした女の子のクレアを演じてくださった田村さんは、とっても可愛らしくどこか上品な雰囲気でした。
眠ってばかりのベンを代永さんに演じていただきました。起こされて不機嫌な口の悪いベンは寝てばかりと思いきや所々でいい味出しております。
ドラマは5枚の葉っぱの会話劇で進みます。
みな葉っぱなので一本の木にくっついています。風に揺られて踊ったりはしますが、人間のように大きな動作はないのですが台詞の一言一言に色々な表情を感じます。
5人で四季を過ごしていきます。
知らないことだらけの春に、暑い夏、紅葉の秋に寒さの冬。
一年を通してだんだんと成長している様子が声のトーンや演技で伝わります。フレディとダニエルが毎晩二人で色々なことを話し成長している様子が石田さんの一言一言から感じます。些細なことが成長に繋がる育っていく様がまざまざと目に浮かびます。
フレディたちは毎日を過ごす中で、ダニエルから様々なことを学びます。好奇心旺盛に、風に吹かれることや紅葉することを楽しむ4人と、対して季節が進むとところどころで何か気にする様子のダニエル。
一人だけ先を知っているダニエルが、日野さんの台詞から切なさを感じます。
季節が過ぎていくなかで公園を訪れる人間たちとのかかわり合いの中で自分たちの役割を学んでいきます。楽しい夏を経て秋に霜が降り、冬の予兆を感じる頃、人間の老夫婦から「死ぬ」ということを初めて感じます。
ダニエルの「死ぬっていうのは、遠くへ行ってしまうってことだよ」という台詞から、冬の終わりまでをどう感じるか、出演者皆さんの演技も聴きどころです。冬のシーンに関しては何度も確認が行われ、伝えたいこと伝わってほしいことを一言一言に乗せていただきました。
フレディとダニエルの二人の会話では、思わず涙ぐんでしまいました。
再び春。
新緑として生まれ変わった葉っぱたちはキャラクターを変えて演じていただきました。がらっと変わったキャラクターを聞き比べてください!
次に朗読パートの収録がありました。
今回は季節ごとに分けて、吉野さん、代永さん、日野さん、石田さんの順番で朗読していただきました。
まずは吉野さんから。ドラマでは元気はつらつとした演技でしたが、朗読では優しく語りかけるように読んでくださいました。物語を読みこんできて下さったのかとても気持ちのいい朗読でした。
代永さんは夏から秋に代わる場面を担当してくださいました。夏をイメージさせる弾んだ声で朗読してくださいました。
日野さんは、落ち着いた声でじっくりと"聴かせて"くださいました。以前、中学校の英語教材で「葉っぱのフレディ」を朗読したこともあるらしく、一言一言に説得力がありました。。
石田さんは、この物語の確信である「いのち」についてゆっくり語りかけてくださいました。ほどよい距離感で読み聞かせてくださいました。
素晴らしい物語に素晴らしい演技・朗読で、心に響く作品になったと思います。
出演者皆さまコメントにもあるように、聴き終わった後にどのような気持ちになるでしょうか。