「美女と野獣」はフランスの民話で1700年代に書かれた広く伝わるおはなしです。今回はモモグレ風にアレンジしてメンズオンリーでCD化しました!
サブタイトルにも付いている「星の首飾り」が重要なアイテムになってきます。
収録が開始する前に主役のベル役の谷山さんは、やはり不安そうな面持ちでした。「歌舞伎の様なものです」とすると余計難しい顔をされておりましたが、とりあえずやってみる、ということで頼もしい後ろ姿でブースに入って頂きました。
同じく女性役のベルの姉2人、石川さんと檜山さんでしたが、石川さんは「ロミオとジュリエット」で男性役ですがこのシリーズに参加していただいておりますので、軽く参考にロミジュリの収録のお話をしてくださっていました。
物語は野獣の城のシーンから始まります。
野獣役は、諏訪部さんですが野獣らしさを出していただくため低音の獣らしい迫力のある声で演じて頂きました。
野獣の城の執事、ロベルトは緑川さん。ロベルトはフクロウですが、野獣を想っている優しい男性に感じます。
所変わって場面はベルの家になります。
明るく朗らかな谷山さん演じるベルは可愛らしくテストで一発OK!流石です。また二人の姉はベルとは違い自分の欲望に正直な俗にいう「意地悪なお姉さん」達でしたが、石川さんと檜山さんの息の合ったコンビネーションで素晴らしい出来になりました。テスト後、あまりのハマりっぷりにブース内で笑いが起きるほどでした。
そんな姉妹の父親は遊佐さんです。少し疲れた感じの演技が年齢を感じさせ貧しい家庭の父親らしさを感じさせてとてもいい父親でした!迫力ある三人の娘に負けない父親だったと思います。
父親がもうけ話を持ってくると一家は一気ににぎやかになります。しかし娘たちにお土産を約束し出かけた父親でしたが、行き違いで魔女の森に迷い込んでしまいます。
二人の姉ジャンヌとフランソワーズお二人から「ユニゾンの方が面白いですよね」ということで、息ピッタリの素晴らしいコンビネーションを聞かせて下さいました。二人が俗物丸出しの演技を聞かせて下さるので控えめで優しい谷山さんのベルがなおさら可愛らしく聞こえます。
父親のほんの出来心で、野獣の城に行くことになったベル。
美しいベルに野獣は一目ぼれをしてしまいます。
快活なベルと自分に自信がない野獣の距離がロベルトの手伝いによって徐々に近づいて行く様は、とても可愛らしくもどかしくもあります。
色々とあって「友情」を育んだ二人ですがベルの父親が病に伏せってしまい、野獣はなくなくベルを家に帰します。落ち込む野獣の演技はその前までの諏訪部さんの迫力ある咆哮や威嚇と違った面を見せてくれました。
父親の病気が魔女の仕業だと知り、野獣は一人魔女の元に向かいます。
魔女は成田さんに演じて頂きました。迫力のある恐ろしい魔女の雰囲気を存分に醸し出して下さいました。魔女の森に響く笑い声も恐ろしい高笑いを聞かせて下さいました。成田さんは物語のナレーションも兼ねて頂いていますが、ナレーションの聴きやすい柔らかい声と魔女の二役でまったく違った成田さんの演技を聴くことが出来ますよ。
野獣VS魔女の迫真の演技は聞き所です!闘う野獣のカッコいい演技に注目して下さいね。
また、ラストのベルと野獣の気持ちが通じるシーンは感動的な仕上がりになっております。
人間に戻った野獣は諏訪部さんのカッコイイ人間の声で演じて頂きました。今まで野獣の声で演じていたので人間になって少し戸惑ったようなご様子でしたが、カッコイイ王子さまを演じて下さいました。
とても和やかなムードで、スムーズに収録を終えました。
フリートークでは出演者の皆さまによるお題トークをして頂きました。
メンズオンリーのご感想や理想の女性像、魔法についてなど賑やかにお話して下さいました。
このフリートークは10/31までにバナ10SHOPでご予約いただいた方にプレゼントいたします!
また、今回は第一回モモグレオーディション合格者で、楽団長のミシェルに土屋純平さん。
イメージ曲のボーカルに清水雄介さんをむかえての収録でした。
お二人とも初めての収録で緊張した様子でしたが、無事収録を終えました。
お二人からのコメントは
コチラ!!!