※このレポートは若干の内容のネタバレを含みます。
冬ソナもついに3作目!いよいよ後編に突入しました!
シリーズ3作目となりますので皆様収録も慣れたもので、大変スムーズに進みました。
が、明るい現場とは対照的に物語の内容は相変わらず波乱万丈な展開です。
前半よりも皆が自分の「想い」を貫こうと起こす行動は一見するとエゴイズムのようですが、
出演者の皆様がそれぞれの決意や決心を丁寧に演じて下さり、それぞれの行動原理が伝わってきます。
ユジンへの想いを自覚したミニョンは、サンヒョクの強引さや弱さに揺れるユジンを優しく見守ってくれています。
最初の頃のいじわるな印象とは違い、柔らかい愛情でユジンに接するミニョンを石田さんが優しく演じて下さいました。
ユジンとミニョンが雪を投げ合うシーンでは、雪玉を投げる演技に力を込め過ぎてしまったようで、
「ごめんなさい、強く投げすぎでしたよね」と堀江さんを気遣う石田さん。
役の通りとてもジャントルマンでした!その場面はリテイクで、優しく雪玉を投げるミニョンになりました!
また、優しいミニョンですが、自分が何者か分からない戸惑いに、動揺する場面もあります。
ユジンに対する諦めきれない想いや、自分の過去を疑い、かつての仲間に冷たくされる切ない画面がたくさんあります。
そんなミニョンの不安を石田さんが素敵に表現して下さってます。
そんなミニョンとは逆に、今回は様々な手を使ってユジンを取り戻すとするサンヒョクが印象的でした。
今まで優しかったサンヒョクは、強引にユジンを手に入れようとします。
そんな中でも、周りがユジンが揺れるのに対して離れていく中で、サンヒョクだけがユジンを求めます。
ユジンに冷たく接する母親を怒鳴りつけたり、離れようとするユジンを必至で引きとめたり…。
一枚の中で色々な顔を見せるサンヒョクを小野さんが丁寧に演じて下さってます。
前編のフリートークでも解るように小野さんはサンヒョクの行く末をとても気にされております。
そろそろ読めてきたでしょうが、頑張っていただきたいですね。サンヒョクにも!
そして、衰弱したサンヒョクがユジンの力ですぐ元気になる所は、小野さんも驚いていたようです。
そんな2人に挟まれて揺れ動くユジンは、堀江さんが悲痛な思いを隠した切ない演技で表現して下さいました。
周りの人間を振り回しても自分の想いを貫こうとするユジンの静かな情熱が一言一言から感じられます。
3巻では様々なことが起こり、ユジンを揺さぶります。正直、ユジンがハッキリすれば全て丸く収まるのに!と思ってしまう展開ですが、ミニョンの正体に涙を流すユジンに良かったねぇ、と貰い泣きをしてしまいそうになります。堀江さんの泣きながら謝る「ごめんね」を聞くと頑張れ!って気持になってしまいます。
ですが、ユジンが想いを貫くことや、ミニョンが自分の気持ちに正直になることで多大なダメージを受けたのがチェリンでした。
VOL.1やVOL.2では強気の肉食女子でしたが、今回はミニョンを思う激しい感情を朴さんにとことん演じていただきました。
ミニョンの心はもうユジンに向かっているのに、やはり諦めきれない彼女の想いを朴さんの泣きそうな演技や涙声に胸が痛くなります。
泣いたり叫んだりと朴さんにはチェリンの想いが痛いくらいに伝わってきます。
次で最終巻ですが、VOL.3の終盤や次回予告でなんとなくニュアンスが
伝わったのではないでしょうか。どんな結末が待ち受けているのか。
ユジンは誰を愛しているのか、ミニョンの正体は?
チェリンとサンヒョクに幸せは訪れるのでしょうか?
終わった後に演出で父親でもある宝亀さんに「次回もよろしく」と声をかけられた小野さん。
小野さんは「どんな結果か分かってますがー…頑張ります」と笑顔を見せてくれました。
波乱万丈の後編です!
最終話に向けてドキドキしてください!